プロモ用写真を撮りました。10月のクライアント様より、告知に使いたいので写真を送って欲しい旨のリクエストがあり、急遽撮ることになったのですが、テーマが決まらず、「自分らしさ」を1枚の写真で表すことの難しさにぶちあたり、アーデモナイコーデモナイと試行錯誤してようやく決まりました。最初は火を出したりトランプを出したり色々試しましたが、ホテルやレストランなどのフォーマルなパーティーで演じることが多いのと、コメディ路線も入れつつ、シュールな毒気も匂わせたかったので、結局こんな仕上がりになりました。今はスマホの普及率も高いので、読み込んですぐにホームページに行けるよう、QRコードをフィーチャーしてみました。
「1枚の写真で自分を表現する」
動画なら容易なことも、写真ではなかなか難しいものでした。今後も精進いたします。
月別アーカイブ: 2015年6月
10月の「とかちばん馬まつり」に出演決まりました。
10月に帯広の「とかちばん馬まつり」に出演することになりました。帯広には今年の3月までいたので、友人やお世話になった方々などから「一般の人でも観に行けるイベントがあったら教えて」と言われていたので、ようやくご案内出来ます。
今回は2日間に渡って出演予定なので、ご都合の良い日に来ていただければ嬉しいです。昨年、会場を観た感じでは、小さな子供を連れたファミリー客が多かったのと、野外ステージだったので、基本は大人から子供まで楽しめる、キッズショー向けの楽しさ重視の内容でいこうと思いますが、大人のお客様向けに小さじ一杯ほどのスパイスと毒はいつも通りまぶしていきますのでご安心ください。
スペンサートリックスはキッズショーを作るときも、大人も子供に返って楽しめる内容にします。子供だけ熱中してワーワー盛り上がっているのを親御さんが微笑ましく見守っているようなキッズショーは嫌いです。子供向けだからといって、楽しい雰囲気だけ重視してミステリーの部分をおろそかにしてはいけません。大人も子供と一緒の視点で、極上の不思議に「ええーっ!」と声を上げてのめり込め、ゲラゲラ笑い転げられるような「大人も子供にしてしまう」ショーを私は「キッズショー」呼びます。
紳士淑女の皆々様、今から久々の童心に飛び込む準備をしておいてください。
2015年新プロジェクト
7月初めの帯広→札幌→富良野の連続3日間のステ ージで完全燃焼したあとは、ついに2015年の新作DVDの製作に入ります。ここで宣言したのは、DVD製作もすべて1人でこなしているため産みの苦しみがあり、ついつい先延ばしにしてしまいがちなので、ここでバーンと言っておけば、引くに引けなくなるからいいかなあと思ったわけです。
新作の大半は新しいリリースプロジェクト『ペティルーションズ』としてリリースされる予定です。『ペティルーションズ』とは私の造語です。マジックの世界では、マジシャンがいつも演じているマジックのことを「ペットトリック」と言います。「常に一緒にいるペットのようなマジック」という意味です。
『ペティルーションズ』は「ペット+イリュージョンズ(錯覚)』を合わせた造語で、私が「1年以上」「実際に現場で演じた」「鉄板ネタ」だけをリリースするプロジェクトです。中には、今現在も現場で使っている演目もあります。自分で言うのもなんですが、常に新しいものを求めるスペが現場で1年以上演じてきただけあり、原理も手順もピカピカに磨き上げられた「実用的な一級品」たちです。『パステルキラー』などは、ステージでもクロースアップでも演じられ、毎回100%、お客様から「笑い」「戦慄」「緊張」を引き出し、最後は「不思議さ」をがっちり残して拍手喝采をいただけるという、今まで創作したマジックの中でも最高傑作だと思っています。なぜ、現場で現在進行形で使っているものまでリリースしてしまうのかと言いますと、自分自身が沈殿しないためです。
プロの方の中には、受けるネタがあるからといって、そればかりを演じて金太郎飴のようになってしまう方がたくさんいます。初見のお客様はもちろん楽しめますが、再度ブッキングしていただくときにほとんど前回と同じ演目であったなら、次のブッキングはあまり期待できないでしょう。
「この人を呼ぶと毎回違うものを見せてくれる。いったい次は何をやってくれるんだろう」と思っていただいた方が、必ず再ブッキングが増えていくと考えますし、こちらも演じることに対する情熱が淀むことなく、常にフレッシュな気持ちでショーが出来ます。
そういった意味で、『ペティルーションズ』プロジェクトを考えました。自分の一番ネタでも、あえて他のマジシャンに公開して、自分は新しいものを作る。何人かのマジシャンには「もったいねー」と言われましたが、まあ、自分のトリックなので、やりたいようにやります。
観客にとって、常に予測不可能なマジシャンになることが、最優先です。
8月くらいには最初のDVDをリリースできる予定です。国内と海外のマジックショップ全般での取り扱いを予定していますが、札幌の「マジックメビウス」では、その他のマジックショップより1〜2週間早く先行販売される予定です。先行リリースが決まったら、またこちらでお知らせしますので、「マジックメビウス」までご来店ください。
さて、まずは7月の炎の3日間をガッツリ盛り上げます!
とかちの楽しい100人
父の日の貴腐ワイン
父の日だったので、普段好き勝手に人生を歩ませてもらっている日頃の感謝を込めて、父にシャトーディケムの2003年をプレゼントしました。
http://a-wine.jp/tsuuhan/396_1906.html
世界最高の貴腐ワインと言われるディケムを買ったのは、以前から、父が若い頃飲んだという美味い貴腐ワインの思い出と、「また飲みたい」という話を聞いており、サプライズと、そしてもうひとつのモチベーションで買ったわけです。
もうひとつというのは、来年も同じものを笑顔で飲めるように頑張るということ。願掛けみたいなものです。
かくして、父の最高の貴腐ワインの思い出は更新され、ぼくはディケムのふくよかな甘みに一緒に(便乗して)酔いしれ、来年の願掛けも同時に成し遂げたわけです。
明日は北見をあとにし、札幌に帰ります。明日からは、次のステージの演目を詰め、近日プレゼンする企業セミナーのコンテンツを作成して、3日前に思いついた、ステージでもクロースアップでも使える新ギャグ『カフカフ』を形にしようと思います。
さて、引き続き頑張りますか!
北見工業大学学園祭メインステージ
笑い声と驚きの歓声で満ちた素敵な1時間。
今年で4年連続で呼んでいただいている北見工業大学の学園祭メインステージ。ぼくにとっては毎年恒例の大切なイベントです。それだけにリピーターのお客様もいるわけで、やはり演目選択に注意を払わなければなりません。常に新しいものを取り入れて、馴染みの方も新しいお客様も一緒になって楽しんでいただけるものを用意する必要があります。今回もオリジナルの新しいトリックをふんだんに盛り込んで、きっちり演らせていただきました。
ここの学園祭はメインステージが野外なので屋内ステージでピンスポットで演じるようなミステリアスな演目やしっとりした雰囲気のものよりも、コミカルな演目を多めに演じました。お客様の反応もとても良く、笑い声と驚きの声が交互に飛び交う素敵な時間になりました。
観客の中で、とびきり良い反応をするお客様や、大きな声でコメントをされる方もいらっしゃいます。そういうお客様のリアクションには、できるだけこちらからも反応するようにし、コメントを返したりします。お客様との「つながり」を作るうえでこれほど重要なことはありません。
お客様がマジシャンを観るよりも熱心に、マジシャンはお客様を熱心に観なければいけません。演じながら、お客様の心に寄り添うことで、観客との一体感を形成することができます。そうして演じたほうが、お客様にとって数倍も数十倍も素敵なパフォーマンスになります。
今回は企業様のパーティーやウエディングパーティーとは異なり、全体のイベント構成を考えて短くまとめる必要もなかったので、4年間の感謝も含めてほぼ丸一時間のパフォーマンスをさせていただきました。
皆さんからとてもいい笑顔とリアクションをいただけたので、今日も良い酒が飲めそうです。来年もお逢いできるよう、今後も精進いたします。